『スラムドッグ$ミリオネア』 原題:SLUMDOG MILLIONAIRE
4月18日(土)から全国ロードショー
クイズショーで正解を出し続けるジャマールに、最終質問をだす番組ホストのクマール。正解なら20,000,000ルビーが…。しかし、彼の胸中はどこかでこの番組を見ているはずのラティカに会いたい気持でいっぱいだった。
第81回アカデミー賞8部門受賞:作品賞 監督賞 脚色賞 作曲賞 他
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
監督:ダニー・ボイル(『トレインスポッティング』)
脚本:サイモン・ビューフォイ(『フル・モンティ』)
公式サイト: http://slumdog.gyao.jp/
●映画上映日に、この映画のシナリオが英・日対訳で、出版されます。
「スラムドッグ$ミリオネア」 スクリーンプレイ・シリーズ135
問い合わせ先:052-789-1255
スクリーンプレイ出版は、ATEM(英語映画教育学会)賛助会員です。 詳細はこちら
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幼少の頃、兄弟とラティカは悪者の手から逃げ出したが、列車に飛び乗れなかったラティカ。ジャマールは"I'll find you. This is our destiny. " と、子供ながらに誓うのだった。
列車に乗れなかったラティカは捕らえられ、ムンバイに戻ったジャマールが再会したときは、舞姫の修業中だった。
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監督のダニー・ボイルは、『トレインスポッティング』(1996)で著名。同じ監督作とは思えないほど、今回の作品は穏やかで暖かい情緒に仕上げてある。とはいえ、斬新な映像感覚で生命生態をえがく手法は本作にも垣間みれる。脚本を担当したサイモン・ビューフォイは、『フル・モンティ』(1997)のオリジナル脚本を手がけたことで著名。
■ATEM会員(Y.Sさん)のレヴュー
スピード感のある画面構成(脚本と編集がすばらしい)、少し騒々しいがリズムに乗った音楽、インドの若者のエネルギーのほとばしるダンスがつづくエンディングシーンの数分、そして観客に伝えるメッセージ。ハラハラドキドキはないが、自然な流れで観客を作品にひきつける。見事な演出である。
英語はQueens Englishかと思ったが実際はそれほど感じなかった。とくに「Spoken English as a second Language」の人たちとの付き合いが多い人にはあまり違和感がなく、また英語字幕を読む時間も十分とれるスピードだったと思う。英語については、ATEM/HPに「スクリーンプレイ-シリーズ135」が出版されるので専門研究者の意見を楽しみに待ちたい。
取り上げているテーマは先進国の人間にとっては深刻な問いかけをしている。作品の背景にある「スラムドッグ(Slam Dog )問題」はインドに限らず多数の貧困層を抱える国々にとって頭の痛い社会問題である。幼児売買、幼児労働・虐待。この映画はこれらの難しい問題をさらりと流してエンターテイメントとして世に問うた。本当は正面きって取り上げたくないテーマを人気テレビ番組「クイズ$ミリオネア」と組合すことによってストリーつくりをしたのだろう。政治、経済、人権問題、宗教などが絡み人間の尊厳自体が問われかねない。それだけにキーワードの「D…」が意味深長に感じられる。
