映像メディア英語教育学会 中部支部大会(2021年度)

2021年度

開催概要

日程 2022年3月6日(日)13時~16時
会場 名古屋市千種区桜が丘292 フォーインビル (ATEM中部支部事務局)
アクセス 地下鉄東山線一社駅 徒歩8分程度
参加費 無料※非会員の方も歓迎・参加費無料。 事前申し込み不要

大会プログラム

時間 内容
12:30 受付開始
13:00 開会式 開会の挨拶
13:05 発表1
 

山﨑僚子(名古屋学院大学任期制講師)

『ポップスとICTを活用した授業実践と今後の課題』

<要旨>

2021年度、My Heart Will Go on、You Are Not Aloneを含めた洋楽ポップスとICTを組み合わせて行った授業を報告し、学生の反応、今後どのように改善していくかについて考察する。

2020年度以降、新型コロナ感染症予防のため、発表者の勤務校ではオンライン授業と対面授業を隔週で行う方式がとられた。学生のモチベーションを維持するためにポップスを聞きながら英語力を向上させることを目的とした教科書を採用した。また、Quizlet、Flipgrid、Power point、OneNoteなどのICTを活用し、語彙、発音、ライティングの練習も取り入れた。本発表では、実践できたことを報告するその一方でやりづらかった点や、もっとポップスを活用するにはどうすればよいかを他の発表者の皆さんとも共有したいと考えている。

13:40 発表2
 

寶壺貴之(岐阜聖徳学園大学)

『学生が興味をもつ映画を利用した英語学習法
-その映画の中で使用されている歌も利用して-』

<要旨>

大学では、多様化した学生が入学していて、英語などの教養科目に興味を持てない学習者も多い。そこで、今回は映画を使用して、そこで使用されている歌を利用したリスニング活動や歌の意味を解説することで少しでも英語に興味を持ってくれる学生が増えることの授業実践の展開について発表する。

<参考映画>

映画『人生の特等席』原題Trouble with the Curve(2012年/アメリカ)

14:15 発表3
 

都築雅子(中京大学)

『歌を活用した英語授業ー日英語の捉え/描写の傾向の違いに焦点をあてて』

<要旨>

認知言語学・類型論研究の分野で、日本語に比べ、英語が客体的な捉え・描写をする傾向が強いことがわかってきている(池上2003など)。本発表では、そのような日英語の違いに焦点をあてた英作文の授業(英語セミナー(全学共通英語選択クラス))での取り組みを一部、紹介する。まず英作文を通して日英語表現のずれについて学んだあとで、学生が選んだ英語歌詞(In summer/ Let it goなど)について一緒に考察した。

14:45 休憩
15:00 ディスカッション「英語の歌詞を使った英語教育」
  <要旨>

英語に限らず、一定レベルの言語習得のためには膨大な数の例文の暗記が不可欠であるが、韻律を欠いた英文をいくつも暗記するのは困難である。しかしポップソングのような旋律にのったものであれば、覚えるのはさほど難しくはない。そこに英語学習を促す糸口が見えるのではなかろうか。本大会の3つの発表を踏まえ、英語の歌詞とそれを活用した教育法を議論していきたい。

15:30 支部総会
15:40 閉会式 閉会の挨拶

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